行き止まりの景


JR九州：宮崎空港線、宮崎空港駅
　
＜概要＞
駅名 のりば 路線名 型式 着発線 車止め
宮崎空港駅 1・2番 JR九州：鹿児島本線

頭端型

 1面2線 第2種車止め
　
＜位置＞
ウォッ地図（国土地理院） 宮崎（宮崎）  
国土変遷アーカイブ
・空中写真閲覧システム
 1990年版（国土地理院） 宮崎空港にはまだ路線はない。　
2005年版（国土地理院） 宮崎空港線が乗り入れている。
Google/Googleマップ 宮崎空港駅 　
Yahoo! Japan/地図 宮崎空港駅 　
goo/地図 宮崎空港駅 2番線に電車が停まっている。

＜沿革＞
宮崎空港線は、日豊本線・延岡−宮崎間の高速化事業の一環として整備された路線である。

日豊本線・延岡−宮崎間の高速化は1960年代から提唱されてきたが、元々流動の少ない東九州軸であることや
沿線人口・産業の希薄さなどから事業化されることがなかった。
しかし1990年に、延岡市に拠点を持つ旭化成社の社用定期便ヘリコプターが墜落する事故が発生。
この事故を契機に安全性に勝る鉄道の利用が見直され、宮崎県・JR九州・旭化成の3者の協力のもと事業が決定。1994年に完工した。

一方宮崎空港線は、高速化された鉄道路線と航空路線を直結させ、より有機的に事業の効果を高めることを目的に計画されたものである。
宮崎県は他県とつながる高速交通網が宮崎自動車道しかなく、訪問する際には空路を利用することが比較的多い。
そのため、たとえ日豊本線・延岡−宮崎間を高速化したとしても、空路への乗り換え手間が発生することから、
結局は従来とあまり変わらない所要時間となってしまう。
よって鉄道路線と空港を直結させることによって乗り換えに要する時間を削減し、旅程全体のスピードアップを図ろうとしたわけである。
この施策によって、高速化された部分はモチロンのこと、他路線利用の場合においても効果が波及することとなる。

宮崎空港線はJR九州の路線ではあるが、宮崎空港敷地内の諸施設は国土交通省によって整備され所有管理されている。
しかし、JR九州が国土交通省へ施設利用料を支払い運営している。同線を利用するに当たって120円の加算運賃が足されているのはそのためである。

宮崎空港敷地内にある宮崎空港駅そのものは国土交通省所有であるが、国土交通省は鉄道事業者ではないため、
第1種鉄道事業者であるJR九州の駅としてここに載せるものとする。
1996/07/18 宮崎空港線・田吉−宮崎空港間開業。行き止まり駅成立。

＜関連リンク＞
JR九州→駅の設備→宮崎空港駅(pdf)
鉄道雑学研究所→駅と駅構内→宮崎空港線→宮崎空港駅
鉄道雑学研究所　北広島支所→駅と駅構内→宮崎空港線→宮崎空港
さいきの駅舎訪問→現役路線の駅舎→宮崎空港線→川内
宮崎空港ビル

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