断キロの景
 
JR九州:鹿児島本線・肥後伊倉断キロ
 

<概要>
名称 路線名 区間 調整距離
肥後伊倉断キロ JR九州:鹿児島本線 肥後伊倉駅構内
-1??m??
※断キロポスト接近不能のため詳細な断距離は不明。目測では-170m程度か。
 
<位置>
ウォッ地図国土地理院 玉名(熊本) 線路付け替え地点を中心に。 
航空写真画像情報所在検索・案内システム 1953年版(国土地理院) 旧線経由である。

1962年版(国土地理院)

旧線経由である。
1976年版(国土計画局) 新線付け替え後の様子。まだ旧線跡がはっきりとわかる。
2008年版(国土計画局) 現在の姿。旧線跡がはっきりとわからなくなっている。
Google/Googleマップ 肥後伊倉断キロ 線路付け替え地点を中心に。 
Yahoo! Japan/地図 肥後伊倉断キロ
goo/地図 肥後伊倉断キロ

<沿革>
1881/07/01 九州鉄道:八代線・高瀬(現・玉名)−熊本間開業。
1907/07/01 九州鉄道を国有化。
1908/06/01 人吉まで開業。門司−人吉間を人吉線とする。
1909/10/12 線路名称制定により人吉本線となる。
1909/11/21 鹿児島まで(人吉ルート)全通により鹿児島本線と改称。
1935/04/03 肥後伊倉駅設置。
1965/09/10 荒木−熊本間電化。交流20000V、60Hz。
1967/09/26 肥後伊倉−木葉間複線化。
1968/03/18 玉名−肥後伊倉間複線化。おそらくこのときに新線切替。
1987/04/01 国鉄分割民営化。
2012/03/ 新駅舎完成。

1960年代〜1970年代にかけて、国鉄では鹿児島本線の輸送力増強のための複線化と電化を進め、玉名−肥後伊倉間は1968/03/18に複線化された。
おそらくその際にルート変更もなされたと思われるが、過去の時刻表の営業キロについて参照したところ、ルート切替の前後でも変化はなかった。

以下に営業キロの比較表を示す。
 
<営業キロの変遷>
 
1965年11月
1970年08月
2012年03月
駅名
営業キロ
(門司港から)
営業キロ
(門司港から)
営業キロ
(小倉から)
玉名
169.6km
169.6km
157.6km
肥後伊倉
173.8km
173.8km
161.8km
駅間距離(キロ)
004.2km
004.2km
004.2km
差(キロ)
000.0km
000.0km
000.0km


地図による計測を行ってみた結果、旧線は4.1km、新線は4.0kmであり、やはり現在の営業キロは旧線のものであると思われる。

<地図上による計測の比較>
駅名
旧線
新線
玉名
000.000km
000.000km
肥後伊倉
004.071km
003.896km
差(キロ)
000.000km
0-0.175km


<断キロ地点の様子>  
上りホームより上り方を望む。肥後伊倉駅上り方に断キロがある。 恐らく174kポストが断キロだと思われるが、接近不能のため詳細不明。
   
断キロ地点より。173.8〜174.0は約30m程度か。 173.8k。
   
 
174kポスト。  
   
<構内の様子>  
上りホーム上り方端部より下り方面を望む。  下りホーム下り方端部より上り方面を望む。
   
跨線橋より下り方面を望む。 跨線橋より上り方面を望む。
   
旧駅舎全景。見学直後に建てかえられた模様。 駅名標
 
2012/1見学

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